ハムスターは飼いやすい?ハムスターの飼い方

ハムスターは初めての本格的なペットとして好まれる

 

ハムスターといえばアニメのキャラクターになったり、小型なので比較的飼いやすいというイメージ、ペットショップで購入する場合には価格的に安価な部類なので初めて子供が飼った、飼うペットとして人気が高いものです。ここではハムスターを飼う事について解説をします。

 

ハムスターは飼いやすいけれど初めてなら要注意

 

ハムスターは飼いやすいというイメージを持ちやすい動物です。理由は小さいからどこでも飼えそう、安いから無理しなくても飼えそう、餌代もかからないのではないか?などなどハムスターは小さくて場所を取らず、世話もいらないイメージがあるのか簡単に購入を考えて飼い始める人がすごく多いペットでもあります。知っている人なら決してハムスターは簡単に飼うべきじゃないと言うでしょう。その理由はいくつかありますが小さいからこそ環境変化に弱い面があることが最も大きいです。

 

ハムスターを亡くししまった人の原因例

ハムスターを亡くししまった人

ハムスターは頑丈ではなく繊細な一面を持っています。ハムスターは急な環境の変化に弱くて、暑さ寒さにも弱いのです。過度なストレスにも弱く、身体が小さいので水分やご飯に対しての限界値も小さいのです。ハムスターは基本的にすごく繊細で弱いものだという考えをまず持つ必要があります。

 

  1. 冬になって寒すぎて凍死してしまった
  2. 我が家に迎え入れて数日で亡くなった
  3. 床に落とした、強く握りすぎて弱った
  4. 食べ物が合わなかった、水分不足

 

元気なままで寿命を迎える事も多いですがこうした原因例によって想定したより早くに亡くなってしまう事もあるのです。特にペットショップで色々と揃えて家族の一員として迎え入れてから翌日に亡くなってしまったということなら、移動中のストレス、我が家の育てる環境の問題が考えられるので飼い主としても相当ショックを受ける事になります。まさか翌日とか数日後にそうなると思っていない事も多いのです。特に初めてハムスターを飼う事になって飼い主が幼い子供だった場合、数日で死んでしまったからとしばらく悲しむ姿を見るのもつらいですよね。

いつかは別れがくるのがペットですが、飼い始めて数日で亡くなってしまう事はできるだけ事前の対応で避けたいものです。そのために何が必要なのかを解説していきます。ハムスターの場合は既に多くの飼育方法が確立されていたり、ペットショップでは飼育用のケージや飼育セットが多く販売されているので、それらも活用しながら失敗を減らすことを考えましょう。

 

ハムスターを迎え入れる前にするべきことは

ハムスターを迎え入れる

ハムスターは野生で見つける事はまず無理なのでペットショップで購入するか、知人から譲り受ける事になります。なので譲り受ける時点では健康なものを確保することができるので、飼うための環境をどうするかを考えていけば失敗は減らせます。

 

  1. ハムスター用の専用ケージ
  2. 冬用の暖房器具
  3. 木くずなど身体を隠せるもの
  4. 巣箱、遊具
  5. 食べなれている餌
  6. 給水機

 

これらを用意しましょう。初めてだと忘れがちですがケージを設置する場所の温度と湿度も気にかけてください。多くある失敗が寒暖差がある場所にケージを設置してしまう例です。玄関先に置いてしまうとか外気と変わらない場所に置いてしまうと気温差で弱ってしまう事があります。

 

ハムスター専用ケージを使うのが基本

ハムスター専用のケージを使う理由は専用設計となっていることから、ハムスターの行動をよく考えて出来ているからです。ハムスターは自由気ままにケージ内を移動するし、遊びも好きなのでケージ内を上下に動ける環境、回転遊具などが付いているとストレスがたまりません。

意外と動きまわる上に小さくなって隅っこで眠ったりするので専用ケージはどこからでも見やすくなっていたり、天井が全開できたりして世話がしやすいものです。この辺りを含めて専用のケージが好ましいです。

遊具はハムスター独特のもので夜中でも昼間でも急に思い立ったように回転する遊具で走っています。もともと小さくてもネズミの仲間なので動き回りたくなります。超高速で走っていると思ったら急停止する姿などは愛嬌たっぷりです。

こうした遊具が付いているケージを買えばよいですがついていない場合は遊具を別売で購入しましょう。ケージを設置する場所の温度が低すぎる、寒暖差がある場合にはペット用の暖房マットを冬は設置するほうが良いです。暑すぎない、寒すぎないという環境を意識しましょう。

 

ケージ内に入れるおがくずなど?

ケージ内に入れるおがくず

古くは新聞紙を入れたり、おがくずを入れたりしていましたが現在はペットショップでハムスター用の木くずが売っているので専売品を使うことが多いです。しかし決まりがあるわけではないので、天然の藁を置いたり飼い主が工夫をこらして設置しています。特に決まりはなく安心安全な素材のものでハムスターがかじっても大丈夫なものを使えば良いです。

ハムスターは基本的に身体を隠したい性質を持っているので何かしらのものを床に敷くほうが安心できるようです。小動物なので天敵から身を守りたいと感じるのでしょう。この辺りは飼い主さんのアイディアで試しても良いです。

 

ハムスターの餌も専用品が販売されています

 

古くは種など専用品が無く困ったものですが現在はハムスター専用コーナーができるほどになっていて、ハムスター用の餌が販売されています。ペットショップでハムスターを買ったらスタッフに何を食べていたかを聞いて同じものを買うのが一番良いです。ハムスターに限らず急に餌を変えたら嫌がって食べない事も多いです。まずは同じものを食べさせて途中で変えたいと思ったら、少し混ぜたり、比率を変えていって徐々に慣れていくと移行しやすいです。

 

ハムスターは慣れるまで触れすぎない意識を

ハムスターは慣れるまで触れすぎない

うさぎも同じ性質を持っていますがハムスターの場合、身体がすごく小さいので飼い主のほうも慣れていないと力を入れすぎたり、地面に落としてしまったり事故に繋がる事もあるのでまずは飼い主も慣れる事、飼い始めの数日間はハムスターに触れないで環境に慣れてもらうようにすると飼い始めの急な死亡は減らせます。飼い始めはうれしくて触りたくなるし色々と試したいと思うのは当然ですが我慢して慣れてからスキンシップしましょう。

 

初めてのペットとして飼われる事が多いから

 

初めてのペットとして飼われる事が多いからわからない事も多いし失敗もあるでしょう。同時に簡単に飼えると思って飼うと手間もかかるし大変です。ハムスターはウサギと似た環境で飼育できるのでケージなどの掃除も同じくウサギと同様に必須です。ケージで飼う生き物はそこで排便もするし排尿もするので汚れてきたら匂いが出ます。飼い主は慣れてしまって悪臭に感じなくなることがありますが、訪問者が来たら臭くて驚かれたという話もあるので、常に清潔にしなくてはいけません。

ハムスターを飼うと掃除、餌やり、水やり、遊具の点検、ケージを置く場所の温度管理をしっかり行うようにしてください。世話がかかりますが慣れると同じ事の繰り返しなので問題なくできるようになる人が大半です。初めて飼う機会が多いのと同時にお子様が飼うと言い出して許可したというケースも多く、子供さんだけで世話をさせて強く握ったりして失敗するケースもありますので見守ってあげるようにしましょう。特に幼児に注意してください。

 

冬眠することもあるので注意しましょう

 

ハムスターは寒い時期に周囲の温度が下がりすぎると本能的に冬眠に入る事があります。動かないので死んでしまったと勘違いしてしまうことも珍しくありません。間違って対応してしまわないように知っておきたいのが、冬などにハムスターが固まって動かない時は、触ってみて柔らかくないか、温かくないか、息をしていないか(鼻に軽く水等をつけて呼吸確認)を用心深く確認します。完全に死んでいたら冷たくなってカチカチに硬直するのでわかりやすいです。

 

ハムスターの寿命は長くても3年。繁殖力が高い

ハムスターの寿命は長くても3年

ハムスターは身体が小さく心臓の鼓動も速い小動物です。他の小動物と同じく寿命は短いです。早くて1年以内、長くて3年程度で一生を終えます。なのでハムスターを長年飼っている飼い主は何度もお別れを経験しています。ハムスターを飼うならほぼ全員の飼い主がお別れを覚悟しなくてはいけないので、飼うときに寿命を知っておいて日々大切に時間を過ごしてください。

複数のハムスターを飼うなら気を付けたいのがオスとメスを一緒にしておくと倍々に繁殖して増えていきます。非常に繁殖能力が強いですが春先の温度になること、健康であること、年齢等も関係しています。なので現代の住宅環境を考えると年中どの子が繁殖するかわからないので注意が必要です。1度に数匹生まれますので増殖を繰り返すと数十匹になっているという事もありえます。最初は1匹だけにしておくほうが良いです。

 

ハムスターを飼うときのポイントまとめ

 

  1. 寿命は長くても3年が最長です
  2. 飼育するケージを先に用意しましょう
  3. 水、餌などしっかり管理して取り替えたり追加しましょう
  4. 回転遊具などを設置して運動させましょう
  5. 冬眠することがあるので寒すぎる場所は避けましょう
  6. 飼い始めは触りすぎないでください

 

ハムスターは飼いやすい反面、飼い方を間違うと物凄く増えたり、急に死んでしまったりするのでポイントをおさえて飼育するようにしましょう。

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